スカニアに連れて行って日本 .

詳細については、Scaniaマーケットサイトにアクセスしてください。.

2019.07.23

Scaniaのコネクティビティ:毎月29億km分のデータに相当

Scaniaのコネクテッド・トラックの台数は堅調に伸びています。ますます多くのお客様が、テレマティクスによるデータ送受信を活用した修理の窓口や時間短縮されるサービスを選ぶようになり、コネクテッド・トラックは、車両の稼働時間に大きな影響を与えています。

 

ヨーロッパでフレキシブル・メインテナンス・サービスが開始されてから2年となった2018年末時点で、Scaniaは7万件を越えるフレキシブル・メンテナンス契約※1 を結んでいます(2017年比で68% 増)。
これにより、車両は毎年、少なくとも丸1日分多く稼働することができ、収益性とサービスの質向上につながっています。

 

「これは、コネクティビティが、重量物輸送に変化をもたらしている兆しの一つと言えます。お客様にとっては、2011年にScaniaがコネクティビティを導入した結果、ますます便利になっています。稼働時間の改善と、よりスマートなプランニングを行えば、お客様の収益増加につながります。同時に、より持続可能な輸送も実現可能です」と、Scania 副社長兼販売マーケティング部長のKarin Rådströmは述べています。

 

2018年末までに、36万台のスカニア・コネクテッド・トラックとバスが導入されました。ヨーロッパでは、すでにScania車両の約90パーセントがコネクテッド車両であり、世界のその他地域も追随しています。

 

スカニア・コネクテッド・トラック全体の合計走行距離は、実に毎月総計29億km にものぼります。2011年にはたった6200万kmでしたので、この数年でその需要は大きく伸びました。車両に搭載されたインターネット接続機器で収集したデータのおかげで、フレキシブル・プランによるスカニアメンテナンスや、リアルタイムの稼働データと実際の車両使用に基づくメンテナンスなど、お客様のニーズに合わせたサービスを提供することができます。

 

各トラックの稼働データは、メンテナンスの必要性を判断する際に確認されます。そのため、例えばオイルやフィルター交換は、性能を使い切る最善の時期に行うことができます。サービス工場での作業時間短縮、コストの節約、そしてできる限りサスティナブルな状態での部品交換も可能となります。

 

Scaniaの副社長兼研究開発部長Claes Erixonは、以下のように述べています。「コネクティビティの研究開発は非常に価値があります。道路を走行するScania 車両の稼働データ量は、20ヶ月ごとに倍増しています。エンジニアたちは、新機能の設計や既存機能の改善において、こうした情報を活用することができます。例えば、過去の全データを確認すれば、最適化のための設計の足がかりとして、摩耗部品や耐久性を特定することも可能です」

 

また、コネクテッド車両から取得するリアルタイムなデータにより、Scania がお客様に提供するサービスの幅も拡大しています。運転スタイルや生産性、経済活動へのインサイトを与えてくれるコネクティビティは、Scania Fleet Management(車両管理システム)の基盤であり、車両性能を改善し、安全性の強化にもつながります。これは、稼働コスト、運転中の安全、環境への影響という点で必要不可欠です。また、運転中に利用するシステムとしての役割を担うだけでなく、データによってドライバーへのトレーニングや個別コーチングの提供も可能になります。

 

 

※フレキシブル・メンテナンスおよびフレキシブル・メンテナンス契約につきましては、日本では今後導入する予定です。

 

 

【参照記事】2.9 billion kilometres worth of data every month (Scania Global website/ English