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2023.06.27

SCANIAが初のグリーンスチールを発注し、サプライチェーンの脱炭素化に向けてさらに前進

画期的な契約を経て、スカニアトラックの製造に使用される持続可能な材料が、H2グリーンスチール社から提供されます。

 

初のグリーンスチール発注により、スカニアはサプライチェーンの脱炭素化に向けて大きな一歩を踏み出します。

 

H2グリーンスチール社との最初の契約を受け、持続可能な方法で生産されたトラック製造用の鉄鋼がスカニアに提供されます。スカニアは、車両製造の気候フットプリントの削減に向けて、大きな一歩を新たに踏み出すことができます。鉄鋼の生産はスウェーデン北部ボーデンにあるH2グリーンスチール社の新工場で2025年に開始され、2027年に向けて持続可能な材料一式が納入される予定です。

 

この将来にわたる契約は、炭素を最も多く排出する生産材料とバッテリーから最大の炭素排出源を排除するという、業界をリードするスカニアの意欲的な戦略の目玉となるものです。この戦略の目的は、スカニアが2030年までにサプライチェーンにおける二酸化炭素の主要な排出源を段階的に削減することであり、100%のグリーンスチール、100%のグリーンバッテリー、100%のグリーンアルミニウム、そして100%のグリーン鋳鉄を生産に使用するという目標も含まれています*。

 

この取り組みのもう一つの重要な側面は、脱炭素化が困難な分野において企業による低炭素製品・技術の購入を増やすことを奨励する、「ファースト・ムーバーズ・コアリション(FMC:First Movers Coalition)」のパートナーとしてスカニアが果たす役割です。この新たな契約を受けて大量のグリーンスチールを購入することで、スカニアはFMCに対する責任を果たすことができるでしょう。トラック1台の製造に約4トンの鉄鋼が使用されるため、グリーンスチールを代用することで、気候に大きなプラスの影響をもたらすことができるはずです。

 

「戦略的パートナーであるH2グリーンスチール社へのこの最初の発注を足掛かりに、サプライチェーンによる気候への影響を最小限に抑えるべく、私たちは前進を続けます」と、スカニアの研究開発・購買部門の責任者でありエグゼクティブバイスプレジデントでもあるAnders Williamssonは言います。

 

「スカニアは最初から当社の最大の支援企業の一つでした。グリーンスチールのための機会をもたらしてくれただけでなく、初期のシードキャピタルの投資者でもありました。バリュー・プロポジションを構築するにあたり、その支援と協力が当社の市場開拓戦略に大いに役立ちました。スカニアは間違いなくサステナビリティの先駆者であり、この部門で初めて、パリ協定に沿った「科学的根拠に基づく目標」を設定した企業でした。今や、先取的なすべての長期供給契約のお客様が、同じことをしています」と、H2グリーンスチール社のボーデン鉄鋼商業担当責任者であるMark Bula氏は言います。

 

*サプライチェーンの脱炭素化戦略と目標は、まずはスカニアがヨーロッパで行う生産が対象となりますが、徐々に中国とラテンアメリカでの生産へと拡大される予定です。

 

Erik Bratthall

企業広報・メディアリレーションズ担当マネージャー

erik.bratthall@scania.com

【英文オリジナル プレスリリース】Scania places first green steel order in further step towards decarbonised supply chain (SCANIA Global website/ English)