スカニアに連れて行って日本 .

日本

株式会社ウイングエクスプレス様

SUPERの導入で燃費と環境性能が進化。営業面でも選ばれるスカニアの価値

大阪に本社を構えるウイングエキスプレスは、2025年4月、新型SUPER車両を導入しました。2017年から始まったスカニアとの歩みは、ドライバーの確保から環境対策まで多面的な効果をもたらしています。

大阪府泉佐野市に本社を構え、航空貨物輸送を中心とした運送事業を展開するウイングエキスプレスは、現在、全体で134台の車両を保有しています。そのうち15台をスカニア車両が占め、2025年4月には新型SUPERを導入し、環境対策への取り組みをよりいっそう強化しています。

 

2017年に最初のスカニア3台を導入して以来、着実に台数を増やしてきました。特に注目したいのが、スカニアの導入によって燃費の大幅な改善を実現し、環境意識の高い荷主企業からの評価も高まっている点です。また、車両の魅力がドライバーの採用にも寄与し、経営の多面的な課題解決につながっています。

 

今回は、株式会社ウイングエキスプレス 代表取締役社長 竹内 弘行氏、代表取締役副社長 河本 孝氏、ドライバーの羽田野 勲氏に、新型SUPERを導入したことで見えてきた効果や、実際に運転して感じていること、今後の期待についてうかがいました。

動機は人員確保対策。期待を超えた故障の少なさと燃費性能

新型SUPERを導入した結果、燃費の大きな向上と営業面での効果が見られたといいます。

株式会社ウイングエキスプレス 代表取締役社長 竹内 弘行氏

ーー スカニアを最初に導入した経緯について教えてください。

(竹内氏) 現在、全体で134台の車両を保有しており、そのうち15台がスカニアです。スカニアをはじめて導入したのは、8年前の2017年のことです。当時は乗務員の確保が難しく、何か対策が必要だと考えていたところに、スカニアジャパンの営業の方が来られました。

 

環境対策に非常に配慮していて、車体の強度も優れているという説明を受け、興味を持ちました。当時はまだスカニアのトラックがほとんど走っておらず、国産車に比べると割高ではありましたが、試しに3台導入してみることにしました。

ーー 実際に導入されて、どのような効果を感じられましたか?

(竹内氏) 非常に評判が良かったですね。お客様からも「またスカニアの車両で来てほしい」と言われることが増え、乗務員からも「スカニアに乗りたい」という声があがるようになり、採用面でも効果がありました。

 

最初は外国車ということで、故障が多いのではないかと心配していましたが、実際にはトラブルが少なく、燃費も非常に良いことがわかりました。1年、2年と経つにつれ、導入して本当に良かったと実感するようになりました。

株式会社ウイングエキスプレス 代表取締役副社長 河本 孝氏

(河本氏) 10年の長いスパンで見たとき、国産車との燃費と修理代の差を考えると、総合的には安くなります。国産車が3.5km/Lに対して、スカニアのNTG車両は4.2km/L。この差は大きいです。初期投資は高いですが、10年のスパンで見ると追いつくどころか、逆に全体としては費用が低く抑えられる可能性もあります。実際に数字として結果が出ており、今ちょうど9年目の車両でもそれが証明されています。

 

また、快適な車両を導入してドライバーの満足度が高くなれば、離職率が下がりますし、採用コストも削減できます。

ーー スカニアの車両に対するドライバーさんの反応はいかがでしたか?

(河本氏) 当社は中長距離の運行が多いのもあり、キャビンが広くて快適なスカニアは乗務員からの評価も高いです。疲労感が軽減されるという声もあがっています。


(竹内氏) 最初は「国産車のほうがいい」という乗務員もいましたが、1年経つと「スカニアに乗らせてほしい」という声が増えてきました。今では、「スカニアが入るなら乗らせてください」と直接言われることもあります。車両が好きで、車両を大切にする乗務員には特に好評ですね。

ーー 同業他社様からの反応はいかがですか?

(竹内氏) 実は、同業の大手企業の方がスカニア車両を見に来られることも少なくありません。そういう意味でも我々にとっては、自社の企業価値が車両によって向上していると実感する部分も多いにあります。

環境対策への要望。発表会での即決から見えたSUPERの価値

新型SUPERを導入した背景には、環境への配慮を重視される荷主企業からの強い要望があったようです。

ーー 新型SUPERを導入した決め手について教えてください。

(竹内氏) 新型SUPERを導入した背景には、CO2削減に取り組まれているお客様からの強い要望がありました。さらに、発表会での製品説明を聞き、燃費性能に加えて、安全性やセキュリティ面の高さ、長期的なコストメリットにも期待が持てると判断し、その場で導入を即決しました。実際に運用を開始してからは、環境対策を重視する姿勢が営業面での交渉材料になり、企業のブランド力向上にも寄与していると感じています。

ーー 実際にSUPERを運用されて、期待していたメリットは実現できましたか?

(河本氏) 一番実感しているのは燃費効率の高さです。スカニアのNTGが約4.2km/L、通常の国産車が約3.5km/Lですが、SUPERは約5.1〜5.2km/Lという平均燃費が出ています。まだ運用を始めて3カ月くらいですが、通常月8,000キロほど走りますので、概算で月9〜10万円ほど、5年で約600万円と大きな差がつくことが見込まれます。

ーー SUPERの導入は、営業面でも影響を与えているのでしょうか。

(河本氏) SUPERは確かに高額ではありますが、商談の場で大きな助けとなっています。高いコストをかけてまで環境性能に優れた車両を導入していることをお客様にご理解いただけるため、環境対策に積極的な事業者であることを示す一つの営業ツールとなっているのです。実際に、環境意識の高いお客様からはその姿勢を評価するお声をいただいており、価格交渉の場面でも優位性を発揮しています。

「完璧」という言葉が出るほどの進化。ドライバーが感じるSUPERの実力

2017年の第1号車から8年間スカニアに乗り続けているドライバーの方に、新型SUPERの魅力を語っていただきました。

ドライバーの羽田野 勲氏

ーー 羽田野さんはスカニア導入の第1号車から乗られているとお聞きしました。

(羽田野氏) 20年ほど国産車に乗ってきましたが、8年前からスカニアに乗るようになりました。弊社でスカニアの1台目となるPGRモデルから乗りはじめ、2025年4月からSUPERに乗っています。主に、近畿圏から九州や関東への輸送を担当しています。

 

スカニアの購入が決まったときは本当に嬉しかったですね。社長が決断してくれなければ、スカニア車両に出会うことはなかったでしょうし、だからこそこれからも丁寧に乗り続けていきたいと思っています。

身長184cmの羽田野氏が立ち上がっても広さを感じられる車内

ーー 新型SUPERとPGRシリーズとの違いを感じておられますか?

(羽田野氏) 改良してほしいと感じていた点はすべて改善されており、SUPERは「完璧」です。

 

中でも最も大きな違いは、死角をしっかりとカバーするセンサーが搭載された点にあります。特に左側のピラー部分に設置されたオレンジ色のインジケーターが点灯し、ドライバーに死角の存在を知らせてくれるため、安心感があります。さらに、燃費性能の向上も大きな進化の一つです。

ーー 車内の静かさや乗り心地、操作性についてはいかがですか?

(羽田野氏) キャビンはPGRモデルからすると格段に広くなりました。以前乗っていた車両は2名乗務用で、2段ベッドが設置されていました。今回の車両はそれが取り外され、後方の空間がより広く開放感のある設計になっています。また、オプションのアクティブステアリングが装備されているため、軽い力で操舵ができ、操作性が大きく向上しました。

 

さらに、この車両ではシートも大幅に改良されています。特に首まわりのサポート性が向上していて、長時間の運転でも快適です。改良に対するこだわりが随所に感じられますし、これから15年、150万キロまでは乗り続けたいと思ってます。

今後のスカニアに期待すること

最後に、今後スカニアに対して期待することについてうかがいました。

ーー 今後、スカニアに対してさらに期待する点や改善してほしい点を教えてください。

(竹内氏) スカニアの性能にはとても満足していますし、社内やお客様からの評価も高く、企業価値の向上にもつながっていると感じています。もう少し国産車との価格差が縮まれば、スカニアの良さをより多くの人に知ってもらえるのではないでしょうか。

 

(河本氏) 竹内の言うように、環境性能やブランド価値に見合う投資であることは間違いありません。今後さらに多くの事業者に広まっていくためにも、より導入しやすくなると良いですね。


(羽田野氏) スカニアは、私たちドライバーにとって本当に特別な存在です。国産車とスカニアの違いをひと言で表すなら、「運転席」と「操縦席」の違い。高級乗用車のような特別な体験ができるのが魅力です。だからこそ、この特別な価値が守られながら、これからも多くの人にスカニアの良さを知ってもらえることを願っています。

※本記事に記載されているデータはお客様よりご提供いただいたものであり、トラックが関与する活動の種類に基づきます。トラックの燃料消費量は、業務内容、車両の構成、運転スタイル、道路のタイプや天候などの外的要因によって変動します。

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【参考資料】

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