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株式会社タカロジ様

燃費の良さと堅牢性が大きな魅力。スカニアがもたらす安全かつスムーズな運行

積み込み時間や待機時間、運搬距離など、労働環境に配慮した業務を行う「タカロジ」が重視するのは、故障しにくい車両。スムーズな運行を目指して選んだのはスカニアでした。

栃木県に本社を置き、埼玉、横浜、新潟、京都、四国エリアに営業所を有する株式会社タカロジは、関東を中心に日本各地へさまざまな荷物を届けています。スカニアとの出会いは、いまから6年前のこと。知人のつながりがきっかけで、栃木の大田原営業所と京都にトラクターヘッド1台とリジッドトラック2台を導入しました。現在、同社では10台のスカニアが活躍しています。

 

今回は、株式会社タカロジ 代表取締役社長 道幸 由竹氏とドライバーの山田 隆治氏に、スカニアの魅力や導入後に感じたメリットについてお話をお聞きしました。

スカニアは故障しにくい。堅牢性がもたらすさまざまなメリット

道幸氏が最も強く感じたスカニアのメリットは、故障が少ないこと。スカニアを導入することで、故障によるデメリットを減らせると考えています。

株式会社タカロジ 代表取締役社長 道幸 由竹氏

ーースカニアを導入したきっかけについて教えてください。

(道幸氏) 弊社グループ代表とスカニアの社員の方が、以前からの知り合いだったことが購入のきっかけです。6年ほど前に、栃木県の小田原にトラクターヘッドを1台、京都にリジッドトラックを2台導入しました。いま登録している168台のうち10台がスカニアで、R450のトラクターとR410のリジッドトラックを所有しています。

ーーどのような荷物を運んでおられますか?

(道幸氏) トラクターは海外からの輸入品を扱うため、運ぶ荷物は多種多様です。リジッドトラックは、皆さんが通販サイトなどでお買い物された商品が9割を占めます。輸送ルートとしては、主に本州、四国で、本州は南東北あたりまで。ときには岩手まで輸送します。

 

そうした仕事のうち、9割の積み込み時間は30分以内、多くは10分程度です。これは他社と比べてかなり短い時間だと思います。1日の運行距離としては、 500kmの運行がおそらくいまの限度だと考えています。だいたい、大阪~東京間が平均で500kmぐらいですね。

ーーなぜ500kmが限度なのでしょうか?

(道幸氏) 2024年4月からドライバーの労働時間に上限規制が適用され、一日あたりの拘束時間が短縮されました。いわゆる「2024年問題」ですが、8時間走ると稼働できるのはあと4時間しかありません。会社から現地までの時間、休憩時間、現地での荷待ち時間や作業時間、作業が終わってから帰社するまでの時間などを考慮すると、これ以上は走れないんです。そのため、弊社では運行距離を500kmまでとしています。

ーースカニアを導入されて、どのようなメリットを感じていますか?

(道幸氏) 正直なところ、導入するまでは、こんなに故障が少なくて燃費が良いとは思いませんでした。明らかにほかの車両との差が出ています。

 

まず、故障についてですが、海外の車両は故障が多く、修理費が高くなるイメージがあります。しかし、スカニアは全く違いました。先ほど述べたように、我々が扱う荷物の多くは、皆さんがインターネットなどを介してお買い物された品々です。利用される方はわかると思いますが、購入した翌日や翌々日に届くことが多いため、輸送時間が重要になってきます。

 

そのようななかで車両が故障すると、停車時間が発生して、運行計画に影響します。レッカーを呼べば30分〜1時間は待つことになりますし、1時間も車両が足止めされると延着します。それだけではなく、ドライバーにとってはストレスにもなり、こうした事態が度重なると転職の一因にもなってしまいます。

ーー車両の故障が、ドライバーの方の離職にも影響するのですね。

(道幸氏) もちろん、168台も車両を有しているので、日々どこかで車の故障はおこります。特に古い車両だとそれなりに問題は生じるものです。ただ、国産車の場合、排ガス規制に合わせた比較的新しい車両でチェックランプが点灯し、車両が強制的に停止させられるという問題が頻繁におきています。明確な原因がわからないため、毎回頭を悩ませています。これは弊社に限らず、全国的な問題なのではないでしょうか。


弊社では、故障などのトラブルが発生した場合、24時間体制で運行管理者が対応しています。しかし、中小企業のなかには、人員の問題で夜中の管理機能が低下するところもあると思います。そういった状況のなかで、スカニアの車両は圧倒的に故障が少ないんです。これは、他社にはない大きなメリットだと感じています。

ーースカニアの燃費についてはいかがですか?

(道幸氏) 燃費は、積載量などさまざまな条件で変わってきます。弊社が所有するリジッドトラックの場合、車両ごとの積載重量が大きく変わらないため比較がしやすく、かなり精度が高い数値が出ていると思います。給油するタイミングによって誤差はありますが、数年間の実績から、国産車の平均が3.9km/L〜4km/Lなのに対し、スカニアは4.3km/L〜5km/Lというデータが出ています。


軽油の価格も高騰したままでなかなか下がりませんし、燃費は今後さらに大きく影響するでしょう。4km/Lと4.3km/Lという差でも、年間で見れば大きくなります。トラクターの燃費については、R450で3.65 km/Lとの数字が出ています。

ドライバーの採用や経営コストの抑制にも貢献するスカニア

スカニアに対するドライバーの満足度は高いと語る、道幸氏。さらに、物価の上昇や雇用に関する法改正といった課題にも、スカニアの貢献が期待できると指摘します。

ーー故障のしにくさや燃費効率のほかに感じているメリットはありますか?

(道幸氏) ドライバーの満足度が高いという点が挙げられますね。ドライバーからは、スカニアに乗れてうれしいという声をよく聞きます。

 

採用面でもスカニアを導入した効果が出ていると思います。転職で入社する方の多くは、もともと同業他社で働いていた方たちですし、同業者間の口コミがきっかけで転職するケースも多く見られます。

 

転職する理由としてドライバーがよく話すのは、「クルマ」と「給料」。特にクルマは、ドライバーにとっては生活環境に等しい存在です。古い、故障しやすいといった、乗っていたクルマが抱える問題が転職の動機になることも少なくありません。

 

1人を採用するのに100万円かかると考えると、入社して売上が立つまでには時間がかかります。だからこそ、採用だけではなく、離職を減らすためにも問題のない車両をドライバーに提供することが重要なのです。また、雇用に関しては、2025年の継続雇用制度の経過措置終了も間近に迫っています。

ーー経過措置の終了によってどのような影響を受けるのでしょうか。

(道幸氏) 一番のポイントは、65歳までの雇用確保が義務化されることです。60歳が定年でも構わないのですが、この法改正によって、希望する方に対しては65歳までなんらかの形で雇用しなければならなくなります。そして、これだけ物価が上がっているので、実収入は減る一方です。そのため、企業にとっても経営コストをどう抑えるかが大きな課題となります。

 

そうした点から見ても、故障が少なく、燃費効率が良く、採用面でも効果が期待できるスカニアを導入することには大きなメリットがあると考えています。

まったく別の乗り物。同じルートを走るから感じる、体への負担の少なさ

入社動機のひとつにスカニアの存在があったと語るドライバーの山田隆治氏は、3週間前からスカニアに乗りはじめました。同じルートを走るからこそ、それまでに乗っていた車両との違いを実感しているといいます。

ドライバーの山田 隆治氏

ーー現在乗られている車両と、スカニアに対するイメージについて教えてください。

(山田氏) 現在乗っているのは、スカニアのR450です。別の会社でドライバーとして働いているときに、タカロジにスカニアがあることを知り、応募しました。タカロジに入社したのは1年半前です。スカニアはずっと憧れの存在で、いつか乗れたらいいなと思っていたので、3週間前にスカニアに乗れると聞かされたときは本当に驚きましたね。

ーー普段はどのようなルートを運転されていますか?

(山田氏) 長距離を走るときもありますが、普段は栃木から東京・横浜のあいだを往復しています。それまで国産車で同じルートを走っていたので、乗り心地の違いを感じますね。とにかく、疲労感が違います。

 

重量物を運ぶときも、それまでの車両では「がんばれ!」という気持ちで自分自身にも力が入っていたのですが、スカニアの場合はパワーがあるので変に力まなくてもいいんです。もはや、これまでの車両とはまったく別の乗り物ですね。一度乗ったら、ほかの車両に乗りたくなくなりました(笑)

スカニアの大きなミラーは見やすいと山田氏。

ーー乗り心地の良さ以外で魅力を感じる点はありますか?

(山田氏) 見た目もいいですし、運転中の気分もいいですね。ミラーだけは慣れるまで少し時間がかかりましたが、いまでは見やすいと感じます。いろいろ魅力はありますが、特に驚いたのは燃費です。同じルートを走っているのに給油量で差が出ていて、スカニアってすごいと改めて思いました。

 

あと、故障もしにくいですね。私は乗って3週間なのでまだトラブルは全くないのですが、長くスカニアに乗っている先輩を見ていても、極端に修理回数が少ないように感じます。

 

なにより、車両に対する愛着がよりいっそう深まって、車内も常にきれいにしていますし、洗車もより丁寧に行うようになりました。洗車後のフォルムを眺めて「最高!」といつも思います。仕事に行くのがさらに楽しみになりました。スカニアに乗ることが、私の仕事のやりがいにつながっています。

ーー今後、どのようなことをスカニアに期待しますか?

(山田氏) スカニアにこれ以上望むことは特にありません。これからも長くスカニアに乗り続けられればと思っています。

 

(道幸氏) 今後、さらに営業所を増やしていくことを考えています。だからこそ、地方にスカニアを配置しても同様のサービスが受けられることを期待しています。

※本記事に記載されているデータはお客様よりご提供いただいたものであり、トラックが関与する活動の種類に基づきます。トラックの燃料消費量は、業務内容、車両の構成、運転スタイル、道路のタイプや天候などの外的要因によって変動します。

タカロジ

  • 平均燃費:3.65km/L
  • モデル:R 450 4x2 トラクター
  • アプリケーション:海上コンテナ輸送
  • 年間マイレージ:9万Km
  • 平均輸送量:24トン 
  • タカロジホームページ